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しげのガレージライフ

しげのガレージライフ

06年夏のモトルネ

2006年夏のモトルネ

8月11日
会社は夏休み。前々日の金曜日にサーキット入りする。
課題は、
 1)キャブセッティングを出し、最低12500までは回るようにする。
 2)目指せ復調!コンスタントに47秒、できれば46秒まで出す。
 3)ピットの確保

というわけで、まずは第3の課題のピット1Bの確保を行う。明日・明後日は暑そうなので、これで一安心(^^)v
と、思ったのだが、コレが大きな間違いだったことが翌日判明する。

1枠目
 2S枠を予約しているのだが、以外に台数が少ない。走りやすそうだ。
 N250の車体は、しげ一人のようだ。他は600~1000ばかり。コースインしていきなり全開走行に入り、どんどん大排気量車をパスしてゆく。こうすると、大排気量車がしげより早いペースであれば、どんどん抜いてゆくし、ペースが上がらない大排気量車には邪魔されなくて良いといった、革命的?な方法である。案の定、数台に抜かれるも、アベレージはしげより速い訳で、コーナー区間をちょっとだけ我慢していれば、勝手にいなくなってくれる。
 インラップのタイムは49秒台。(調子いいときはいきなり47秒台なんですけど)相変わらず、復調していないのが良くわかる。どんどん攻めて行くが、48秒前半止まり。エンジンもバックストレートで6速11500~12000程度しか回らない。いいところ無く、走行終了。しかし、コンスタントに48秒前半は出ており、以前の50秒が切れないといった最悪の状況は抜け出せたことに胸をなでおろす。

2枠目
 1枠目からの時間間隔があまりなく、車体の調整する間もなく2枠目に入る。2回ほどピットへ入り、足回りを少しだけ変更しながら走行を続ける。しかし、いい結果を出せず、2枠目終了。
 プラグの焼けとピストンヘッドの焼けを確認した上で、ジェットを1ランク絞る。
暑いので、本日はこのまま終了しようと思っていたのだが、一応ジェッティングの確認をしたほうが無難と判断し、3枠目の追加をする。


3枠目
 しかし、暑い。適当に切り上げようと思いながらコースイン。相変わらず台数も少なく走りやすいのだが、肝心のエンジン。相変わらずバックストレートで6速11500~12000程度しか回らない。特に水温が70度を超えると11500程度しか回らなくなる。以前のノーマルセッティングの時、人より回らないといっても12000は回っていたので、新たなセッティングで、返って悪い結果が出ている。暑いのに耐えかねて、早々に走行終了。
 ジェットを絞ってもレブは同じということで、ジェッティングはこの辺りが限界ではないかと思い出す。更に、プラグの焼けを確認すると、電極がやや白い。これ・・・薄いんちゃう?とか思いながら、帰路につく。

その夜
 しげのメカの師であるI村氏の自宅へ数年ぶりにお邪魔し、いろいろと相談する。以前バイクショップをやっており、お世話になっていたのだが、店を閉めると同時に連絡がつかなくなり、数年が経過したわけだが、最近ホームセンターでばったり出会い、今日に至る。
 プラグを見てもらい、薄いことがわかった他、レギュレーションの範囲内でしげが“良かれ”と思ってやったことが、実は、かなりバランスを崩している事を指摘された。どうりで、エンジンが回らなくなるわけだ。しかし、レースを目前にして今更出来ることも無く、残念ながら対策はレース後に部品が揃ってからということになる。

8月12日
普段は前日練習に励むところだが、どうやらかなりの台数が走行予約している事と、モトルネ車両ばかりなので、デインジャラスだと判断し、走行予約は入れてない。家で12時頃までゆっくりし、13時の受付に間に合うように出るつもりだった。
 朝7:00 TELにて目を覚ます。T口1号だ。ピットの番号は連絡を入れているはず。何事だ?とTELに出る。

T口1号:1番ピットはニーラー(サイドカー)専用だったぞ!
しげ  :ということは・・・
T口1号:他のピットはいっぱいだ。
しげ  :ということは・・・
T口1号:この2日間は露天ピットだ!
しげ  :うそー(T_T)  ごめんよ~

公式通知を見てみると、1番2番はニーラー用と記載がある。情けない!

 本日は昼までゆっくりするつもりだったが、いきなりの露天で、他メンバーはテントを持って行ってない。この炎天下でテント無しでは、あまりにも可愛そうだ。というわけで、そそくさとテントの用意をし、サーキットへ向かう。

 サーキットへ着くとアトリエ柴田エントリーメンバーが危険物倉庫の小さい影に陣取っている。とりあえず、テント設営を行う。今日はテント1個だが、明日はテント3個になる予定だ。

 T口1号は暑い中、けなげに作業(キャブOH)をしている。作業?走行枠が1個終わってるのに、なんでそんな作業してんのよ! 状況を聞くと、4年ぶりに動かすグースであるが、本日が4年ぶりだそうだ。2ヶ月ほど前にエンジンが動くことは確認したが、今日はエンジンがかからないとの事。そりゃ2ヶ月も放置すれば、キャブも怪しいよ。
 結局キャブのOHでエンジンはかかるようになったが、マフラーの溶接部分は折れているし、とんでもない状況である。相変わらずだね。耐久CBRでまだ懲りてないようです。
 なんとか走行できるようになり、1枠走行するが、エンジンは回らないしトルクも出てない。エンジンのコンディションは最悪のようだ。

 耐久で使用したCBRのオーナーであるT口2号が、そのCBRで今回TT-F3モダンへエントリー。今まではノーマルシングルクラスしか出ていなかったが、今回は最後のモトルネと聞いて、CBRで初エントリー。だが、耐久の時に2年ぶりに動かしたとあるが、当然彼は、ほとんど乗ってない。つまり、かなりの練習不足である。どうなることやら。

 T橋さんはというと、VJ21AにTZ250の外装を着けた“なんちゃってTZ“でTT-F3レトロへエントリー。まだまだ練習不足であるが、いがいと21Aのエンジンが良く回るのでご機嫌だ。今回のレースでどこまでタイムが上がるのか見ものだ。

 しげは・・・午前中は車検の準備をして過ごす。



 13時になると受付に行き、並ぶこと50分。ようやく受付終了し、スムーズに車検を終わらせる。そして、さっさと店じまいし、翌日に備える。T口1号は、帰宅途中に自動車屋へ行き、マフラーの溶接修理をすることに。

8月13日(レース当日)
予選7:50~、決勝スタート進行 10:30~というタイムスケジュールなので、朝はばたばたするが、後半はお気楽観戦モード。しげとしては、ずいぶん好みのタイスケだ。(決勝は16:00~なんてのが最悪です。一度体験したが、モチベーションが夕方まで続きません。)

 サーキットに到着すると、早速テントを張り、出走準備を始めます。
 そして、あっというまに予選開始です。


予選
 いつもは開始5分前にウェイティングエリアへ向かいます。今回は1分ほど遅れてしまいました。ウェイティングエリアに行くと、2台程しかいません。あれ、早すぎた?と思うものの、ピットロードを見ると、既に数十台が並んでいるではありませんか!

 ほとんど最後尾スタートです。N250ではこんな位置でも全体のペースが速いので、あまり影響ありませんが、モトルネは別です。なんせ、トップと最後尾のタイム差がおそらく15秒以上はあろうかというもの。SP仕様OKのレギュレーションの中、N250で戦うしげにとって、最初のポジションは重要。なんせ、遅い集団にからまれると、ストレートが圧倒的に劣るしげは抜け出せなくなるからだ。

 弱った、作戦変更だ!
 モトルネの参戦メンバーで、インラップからベスト近いタイム出すライダーはわずかしかいないだろう。ということは、インラップで抜けるだけ抜いてクリアラップを作ればいい・・・などと考える。→このとき、別に作戦が変わったわけではないことには気づいていない。

 予選開始。先頭から順次コースイン。しげの前には25台はいるだろう。どこまで抜けるか。と考えながらコースイン。しかし、昨夜降った雨のウェットパッチが残っている。いきなり消極的になりそうになるが、足元をすくわれないよう、徐々にペースを上げることにする。

 ペースは予想通り遅い!1コーナーで大外から5台ほどをパスできた。その後はよく覚えてないが、1周でかなりの台数をパスしたはずだ。目前にはまだ数台。その前とはストレート半分以上離れている。ウェットパッチも気になり、今ひとつペースが上がらない。CBR400などに絡まれ(▼▼メ)思うように走れなかったが、後半はなんとかクリアラップが作れ、パッチを気にしつつもタイムアタックが出来た。

予選結果
 しげ  :1’49’168 4位  最後の6周目でやっと・・・
 T口2号:2’02’824 31位 ムシゴム不良でパンク。3周走行
 トップ :1’47’027 この時点で決勝は46秒には入ることが予想された。(厳しいな!)

 予選4番手で、フロントローイン側のグリッド。スタートでホールショットを奪い、1周目のストレートで3台にパスされ、インフィールドで1台パスして、ホームストレートで1台にパスされて・・・
 うーん!どう考えても勝ちパターンは見えてこない。スタートだけは自信あるのだが、どうかんがえてもうまくして4位だ。仮に自分のペースが上がって、46秒台に入っても絡むと勝ち目が無い。(エンジンが回らない以上、復調する可能性も少ない)
 とりあえず、1周目だけは気合を入れてゆくことにし、あとの作戦は無しとした。(果たして気合を入れるのが作戦なのか?)


決勝
 暑い!ウェイティングエリアで待っているだけで倒れそうになる。しかも、レース進行が遅れているようで、待ち時間が異常に長い。せっかくウォーマーで暖めたタイヤは冷めてくるし、もってきた1Lの飲水はほとんどなくなるし、どんどん気合が抜けてくる。

 やっとコースイン。といっても、サイティングラップではなく、人力でコースインだ。(モトルネはバイクを押してグリッドに移動するのだ)グリッドにつくと、まずは集合写真!正直、この暑い中、こんなものはどうでもいい。お願いだから早くスタートして!心の中で叫ぶ。
 選手紹介も終わり、いよいよウォームアップラン。ウォームアップランで体をクールダウン?させると、やっと集中力が戻ってくる。

 レッドフラッグが無くなり、シグナルレッド→消灯。
 
 クラッチミート!クラッチを調整しながらアクセルを開ける。抜け出した。トップだ!ぐんぐん車速を乗せ、1コーナーへ侵入。 計画通り、ホールショット!

060813モトルネ

2コーナーを回り、後方を確認すると、やや離れている。
おっ!いけるじゃん。
と思いつつ、アウトウッドからバックストレートへ。ここで抜かれなければとりあえずOK! ところが、ストレート中盤でポールの#10ZXRがあっさりと抜いてゆく。
あららら・・・
 そしてストレート終わり付近で予選3番手の#14NSRがイン側へ並んでくる。1周目のこんなところでやられるか!とばかりにブレーキ勝負。勝った!ヘアピンでインを閉め、しげのタイム稼ぎ場所のインフィールドへ。しかし最初に抜かれた#10ZXRに詰まってペースが上げられない。そして、最終コーナーを回ってホームストレートへ。
 ホームストレートで#9NSRにパスされる。そして、2週目のバックストレートで#14NSRにパスされる。これで予定通り4番手だわ!ひょっとしたら、誰か転ぶかな?と、他力的なことを考える。
 後ろから見ていると、トップ2台が抜け出しそう。3番手の#14NSRも頑張っているが、じわじわと離されている様子。そして3周目のアウトウッド。全くの偶然か、しげの眼力か、#14NSRが転倒。危うく巻き込まれそうになるも、なんとかクリア。しかし、ストレート手前で大きくアクセルを戻してしまい失速。ストレート半分は離れたトップ2台を見て戦意喪失してしまう。後方を確認するも、後ろには誰もいない。ここで、しげのレースは終わってしまった。黙々と残り周回数をこなし、無事チェッカー。

決勝正式結果   3位/31台(完走28台) ベストタイム 1’48’710

3位


 トップ2台のベストは46秒前半まで出ており、今のしげの状態では厳しかったと思われる。つまり、それなりの順位っていったところ。そして、決勝になれば、せめて47秒は・・・と思っていたが、それには遠く及ばぬ結果となってしまった。無念。

 気になるモトルネッサンスの動向ですが、最後のモトルネと思いきや、次回のストリートカフェトロフィーと秋のモトルネは、予定通り開催されるようです。しげは出産(妻ですよ!)があるので、エントリーは諦めておりますが・・・。
 まあ、こういった草レースはお祭りのような華やかさがあるので、是非続けていって欲しいところですね。主催者さん、頑張ってください。

 今回のレースを通して御世話になったアトリエ柴田 ヘルパー殿、F田さんご一行様、ありがとうございました。

長文読んでいただき、ありがとうございました。
写真などは、後日アップしたいと思います。



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